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部署移動するにあたって、不妊治療のことはもはや隠しておけない、と考えた私は厚生労働省の推奨している【不妊治療連絡カード】という存在を知り、それを提出することにしました。
不妊治療連絡カード

不妊治療を受けている従業員等が、企業側に不妊治療中である事を伝える際や、企業独自の制度等を利用する際に使用する等、仕事と不妊治療の両立を行う従業員の方をつなぐツールになるものです。
厚生労働省HPより引用 https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/30.html
当時通っていた地元CLの医師にこれを書いてもらいましたが、確か3000円くらいお金かかったような記憶があります。
このカードを上司に提出した方が、私が話すこと以上にさらに説得力が増すのではないか、という想いで渡しました。
不妊治療連絡カードを提出

新しく上司になったコバヤシさん(仮名)、めっちゃ戸惑ってました(汗)
この連絡カードを提出して思ったのが、[会社側もこういったツールを渡された時にどうしたらいいか何も分かってない]ということです。
ちなみに私がいた部署はフレックス制に近いものがあって、一応9-18時勤務ではあったものの、家庭の事情で早めたり遅くしたりすることにはある程度寛容でした。ここは現場のシフト制より融通が効いたので、ほんとに助かりました。
たぶんコバヤシさんも悪い人ではなく、純粋に不妊治療の大変さがよく分からない状態でした。
まー、それはほんと、当事者しか理解するの難しいですよね…
でもとりあえず通院する理解は得られたということで、少し安心しました。
実際の業務

新しい業務は、今までの現場仕事とは違ってほぼパソコン作業。
覚えることはめちゃくちゃありましたが、やる気に満ち溢れてました。
このとき私に仕事を教えてくれていたのが先輩のアダチさん(仮名)。
この人がめちゃめちゃ仕事のできる方で、この方に振られた仕事をただこなしてました。

私より若くて社歴が長く、頭の回転の速さがすごかったです。
私はそのおかげでほぼ毎日定時退社できましたし、仕事への姿勢などたくさん学ぶことができました。
アダチさんの元で働けば、なんとか不妊治療も続けられる…
休むとき、遅刻早退などはアダチさんに報告しておけば大丈夫でした。
アダチさんすみません、ありがとうございます……!と思っていたのも束の間、またまた事態が動きます。
今度は私がアダチさんと同じ立場に
アダチさんといっしょに仕事していたのは海外輸出の中でも非食品部門だったのですが、食品部門に誰も実務のできる人間がいない、とのことで私に白羽の矢が立てられました(汗)
今まで覚えた知識がまたイチから覚え直し。
そしてその部門ではバイトがいて、私が指示する立場。私が食品部門の実務リーダーです。
仕事に関してやる気はありましたが、とにかく治療と両立できるか心配でした。

私はその不安を言葉にはできず、食品部門の実務リーダーになりました。
社員としては出世なので、喜ばしいことでした。
しかしその不安が的中したのです…
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